慶大は、今秋ドラフト候補の広瀬隆太内野手(4年=慶応)の今春初本塁打で先制したが、逆転負けを喫した。1分け1敗となった。堀井哲也監督(61)は「ディフェンス面では頑張っているが、もう少し点を取れないと。もう1つ、打線のしぶとさを何とか解決して(第3戦の)明日に臨みたい」と話した。

22日の明大戦から打順を入れ替え、広瀬は4番から3番へ。指揮官は「昨日も打撃は苦しんでいたので、何とか点を取れることを模索して臨んだ」と意図を明かした。

0-0で迎えた4回1死、広瀬はフルカウントからの7球目、143キロ直球をとらえて右翼スタンドへ運んだ。今春第1号は、現役最多を更新する通算14本塁打。内角高めの難しい球だったが「体が反応して打てました。(1本出て)気持ち的にはラクになりました。ホームランの打席は自分の中でもいい打撃ができましたけど、他の打席はまだまだ」と話した。

22日は0点、この日も広瀬の本塁打のみと打線が苦しんでいる。主将の広瀬は「打線として方針はミーティングをしている。まずは塁に出ないといけない。技術の面でどうするか」と課題を挙げた。