高卒3年目のオリックス山下舜平大投手(20)が7回3安打無失点8奪三振の好投でプロ2勝目を挙げた。初めて立った本拠地のお立ち台では、メジャー経験のある助っ人から「メジャーで通用する」と絶賛された。

この日は自己最長の7イニング、最多の102球を投球。「本当に勝ちたかったのでうれしかったです」。ファンの声援に包まれながら笑顔を見せた。

ともにお立ち台に登場したのは、先制2ランを放ったマーウィン・ゴンザレス内野手(34)。メジャー通算107本塁打を誇る助っ人は、隣にいる山下について聞かれると絶賛の言葉を並べた。

「間違いなくメジャーで通用するものを持っていると思います。特に真っすぐなんて本当にすごい球を投げています。真っすぐだけじゃなくて、どうやってバッターを打ち取るかというところまで含めてメジャーで通用すると思っています」

試合後の囲み取材で、山下は「言わざるを得なかったと思います」と謙遜したが、ここまで登板3試合でわずか1失点。規定投球回に乗っていないが防御率は0・52だ。高卒3年目の大器の可能性を、チームメートも感じているようだった。

【関連記事】オリックスニュース一覧