巨人が劇的サヨナラ勝ちで2試合連続の“ルーズベルトゲーム”で白星を収めた。同点の9回2死、丸佳浩外野手(34)がヤクルト小沢の145キロ直球を捉えて右翼席に運んだ。移籍後初のサヨナラホームランとなる2号ソロに、感情を爆発させた。 前日3日の同戦に続いて、2戦連続8対7の“ルーズベルトゲーム”で勝利。アメリカ合衆国第32代大統領のフランクリン・ルーズベルトが野球で「一番面白いスコアは8対7だ」という言葉から生まれたもので、丸は「こうやって2試合続けて勝ち切れたっていうのは、自分たちの中で自信持ってまた明日以降につなげられた」とうなずいた。

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▼丸がプロ入り初のサヨナラ本塁打。カウント3-0から打ったサヨナラ本塁打は95年8月29日デューシー(日本ハム)以来で2リーグ制後7本目。セ・リーグでは70年4月21日ミラー(中日)75年9月28日長田(大洋)に次いで48年ぶり3本目の珍しいサヨナラ弾となった。

▼岡本和が先発4番で通算150本目の本塁打。4番で150本以上は36人目で、巨人では王392本、長嶋314本、原255本、川上162本に次いで5人目。岡本和の26歳10カ月で4番150号は92年清原(西武)25歳0カ月、65年張本(東映)の25歳3カ月に次ぐ3番目の年少記録。