DeNA今永昇太投手(29)が、今季最短の4回5失点でKOされ、今季初黒星を喫するとともにチームは今季2度目の3連敗になった。今永が5回持たずに降板するのは、21年10月26日のヤクルト戦以来、2シーズンぶりだった。

1点リードの2回2死一、二塁、投手の青柳に1ボールからの内角148キロを左翼線にはじき返され、一気に逆転。なおも2死二塁からフラフラッと遊撃と左翼の間に上がった飛球を左翼の関根が打球を見失って、ポトリと落ち、二塁走者の青柳が生還した。次打者の中野にも中前適時打を許し、3回にも佐藤輝のソロで5点目を失った。

今永は「2イニング目に青柳投手にタイムリーを打たれてしまい、打たれてはいけない打者に打たれてしまったことがこのような展開になってしまいました。次回登板までにストレート、変化球ともにもう1度修正していきたいです」と悔しさをにじませた。

5試合連続アーチがかかった佐野は、3打数1安打1四球で、8回に代走が送られ、4試合連続アーチでストップした。2位阪神との首位攻防戦第1ラウンドに敗れ、ゲーム差を1に縮められた。