専大が東洋大に4-0で先勝した。

先発したドラフト候補の西舘昂汰投手(4年=筑陽学園)は3安打で今季初完封した。「完封したいと自分の中で思っていたので、それが実現できたのは自信になった。いい経験になった」と振り返った。

11球団25人のスカウトが視察する中、序盤から140キロ台後半の直球で攻め、9回を7奪三振。自己最速タイの152キロを計測した。「インコースを突いたら楽になることがわかったのが今日の収穫」と話した。終盤も持ち前のスタミナで球速が落ちることはなく、最後は空振り三振で試合を締めた。巨人水野スカウト部長は「真っすぐも強いしスライダーもいい」と話し、ヤクルト小川GMは「スピードもでているし、投げ分けも出来ている」と評価した。

現在5位。17日の東洋大との第2戦に勝利し、勝ち点を獲得すれば、3部との入れ替え戦を回避することが出来る。チームをけん引するエースは「1勝しただけじゃ勝ち点はとれない。また明日チーム一丸となって頑張りたい」と意気込みを語った。

ドラフト上位候補の東洋大・細野晴希投手(4年=東亜学園)は9回に5番手で登板し、1イニングを1四球1奪三振無失点だった。