阪神中野拓夢内野手(26)が先制タイムリーを放った。3回2死二塁。広島アンダーソンの4球目、高め147キロを力強いスイングで右前に運んだ。「高めのまっすぐが強いというのは分かっていたので、そのまっすぐをしっかりと1球で仕留められたことは良かった」。本塁送球の間に二塁を狙った果敢な走塁はアウトになったが、口火を切る貴重な先制打。これで11日ヤクルト戦から10試合連続ヒットだ。

打率3割7厘と3割台をキープ。得点圏打率も3割2分5厘と勝負強さが光る。昨季25打点だったが、今季は早くも19打点目。中野は「あまりがっつかないというか、しっかりと(狙い球を)絞っていけているというのが今年のいいところ」と要因を分析する。岡田監督も「右、左(投手)関係なしに結果が出ている」と不動の2番打者に全幅の信頼を寄せている。

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