ヤクルトのキャプテン山田哲人内野手(30)が選手による全体ミーティングを検討していることを明かした。この日は4連敗後の引き分けで、この週は勝利がなかった。首位阪神とは8ゲーム差に開き、借金5の5位と前半戦の正念場だ。

ただ「負けは続いてますけど雰囲気自体は悪くない」と語る。「まだ100試合ぐらい残っている。諦めずに1戦1戦やりたい」と下を向くそぶりはない。

実際にこの週は、引き分け、2点差負け、3点差負けがそれぞれ1試合、1点差負けが2試合と接戦をモノに出来ない日々だった。好機での1本や何かきっかけがあれば、全てで勝利できた可能性を感じさせる試合の連続だった。

それでも勝負の世界は結果が全て。これ以上、負けが込めばチームの雰囲気がどう転ぶか分からない。キャプテンは「このままずるずる行くようだったら全体ミーティングをしようと青木(宣親)さんと話し合っている段階」と明かした。山田、青木らチームリーダーたちは、あらゆる状況を想定し、ヤクルトという組織にとって何が最善策かを模索しながら日々を戦っている。【三須一紀】

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