右太もも裏肉離れでファーム調整中の巨人中田翔内野手(34)が1軍復帰への最終チェックをした。

24日、3軍戦の独立リーグ交流戦・BC埼玉戦(ジャイアンツ球場)で実戦復帰。「2番一塁」でスタメン出場し、3打席に立った。第1打席、第2打席は四球を選び、第3打席は遊ゴロ併殺打だった。「変な感じはなかった。普段通り。しっかり振り込むこともできている」と打撃面での不安がないことを再確認した。

走塁では全力疾走はセーブした。回復具合は「60~70%」とし、「再発したら、本当に長く時間がかかってしまう。1番はやっぱり怖さがある。気をつけながら」と慎重にチェックした。一塁守備では4度の打球処理を軽快にこなし、5回で退いた。「今できる範囲でしっかりやれた」と汗を拭った。

4日ヤクルト戦の走塁中に負傷し、万全での復帰には6、7週間と診断された。超人的なスピードで回復し、わずか20日で実戦に戻ってきた。「このレベルであれば、いけるという判断。できる範囲で全力で勝利に貢献したい」と1軍へのGOサインを待つ。もうすぐ背番号10が帰ってくる。【上田悠太】

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