5日に開幕する第72回全日本大学野球選手権の開会式が4日、明治神宮会館で行われた。東都大学野球1部で06年春以来17年ぶり13度目のリーグ優勝を果たした青学大の中島大輔主将(4年=龍谷大平安)が意気込みを語った。

優勝から18日が過ぎ「なかなか雨で練習できない日もあるけど、その中でもみんな頑張っていて、雰囲気としてはすごくいい形で初戦に臨めると思う」とチームの状況を明かした。

リーグ戦ではドラフト候補の常広羽也斗投手(4年=大分舞鶴)、下村海翔投手(4年=九州国際大付)を中心に開幕2戦目から10連勝で完全優勝を成し遂げた。「ピッチャーは信頼できる。野手も打てて投打がかみ合った。雰囲気が良かったからこそ1人1人の力が出せたと思う」と振り返った。

現4年生は1年時に2部も経験。「1部優勝は遠い存在だった。もがき続けてやっとの思いだった」と心境を明かした。

選手権出場は6度目。これまで優勝4回、準優勝1回を誇る。安藤寧則監督(46)は「みんなの思いも背負って東都の代表として精いっぱいやっていこうと話していた。やりがいがあると思う」と話した。