この日1軍再昇格した阪神糸原が、「6番DH」で今季初スタメン出場し、存在感を示した。4回にアンダースローの日本ハム鈴木から左前打。これが自身40日ぶりとなる安打となった。「強引にならず、逆方向を意識していた」と、外角122キロを引きつけて振り抜いた。今季は左の代打として期待されるも、打率1割台で5月29日に出場選手登録を抹消されていた。2軍で打席数を確保し、状態を上げて結果を残した。

■原口も昇格即安打

1軍に再昇格した阪神原口が即結果を出した。糸原の代打として7回から出場。1打席目は空振り三振に倒れたが、9回の2打席目。田中正の直球を逆らわず振り抜き、右前打を放った。「いい真っすぐを投げてくるので、1本出せたのはよかった。(2軍で)打席に立って養える感覚もたくさんあった」。1軍では5月3日中日戦以来8打席ぶりの安打となった。