胎内フレンズJrが立仏レッドキャップスを7-0で破り、初の全国大会出場切符を手にした。先発した本間葵(胎内小6年)と2番手の須貝旬(築地小6年)が被安打2の完封リレー。打撃陣も2番南波圭佑(きのと小6年)がマルチ安打の活躍を見せるなど、7得点で勝利をたぐり寄せた。胎内フレンズJrは8月5日に東京(神宮球場ほか)で開幕する全国大会に出場する。

 

隙のない野球で初優勝をつかみ取った。県大会3試合目の登板となった先発の本間葵は3回を投げ1安打無失点。9アウトのうち6個の三振を奪った。「3試合目の今日が一番良かった。いつもよりストライクが入って良かった」と笑顔。本間葵からマウンドを受け継いだ須貝も好投した。3イニングでフライアウト7と、打たせて取る投球で完封リレーを決めた。「コントロールには自信がある。点差もあって気楽に投げられた」とクールに振り返った。

本職は外野手と言う本間葵は肩の強さを買われ、5年生の冬から投手に挑戦。「投げ込みを頑張った」と冬からの練習の成果を県大会で披露した。網代賢監督(42)は「ピッチャーとして育てれば、絶対バッターを抑えられると思っていた。春先はまだまだだったが徐々に調子を上げてくれた」と本間葵をたたえた。

初の全国の大舞台に向け、本間葵は「1位を取るために、一番いい投手になりたい」と大きな目標を掲げる。「1点も取られない投球をしたい」と勝利に導く好投を誓った。【大島享也】

 

主将の2番南波(先制打を含む2安打)「練習の成果が出せた。(全国大会は)楽しんで、みんなで協力してやりたい」