昨年の都市対抗優勝のENEOSが、逆転勝ちをおさめた。

5点を追う展開となったが、8回に3点、9回に2点を返し、5-5のまま延長タイブレークへ突入。10回表に1点を勝ち越した。大久保秀昭監督(53)は「速球派のレベルの高い投手と対戦できましたし、(ENEOSの)投手にとってもレベルの高い打者と対戦できた。いい練習になりました」と話した。連覇のかかる都市対抗(14日開幕・東京ドーム)に向けて「選手たちがオーバーワークにならないように、コンディションを持っていきたい」と話した。

今秋ドラフト上位候補に挙がる度会隆輝外野手(20=横浜)が、同点に追いつく犠飛を放った。4-5で迎えた9回無死満塁、中犠飛を放ち1点を追加した。父の元ヤクルトの度会博文氏(51、現ヤクルトアカデミーヘッドコーチ)も観戦に訪れる中、それまで4打席凡退しており「思ったような活躍ができなかった。力みが出てしまいました」と反省していた。

都市対抗へ「自分の1本で勝てるように、全力で優勝を目指します」と力強く話した。