楽天は20日、代表取締役社長最高執行役員オーナー代行の米田陽介氏(39)が、7月末日をもって退任すると発表した。8月1日付で森井誠之氏(48)が就任する。

米田氏は、22年1月1日に球団社長に就任。1年7カ月にわたって球団を支えてきた。球団と通してコメントを発表した。

「いつも楽天イーグルスへの温かいご声援をいただき、誠にありがとうございます。このたび、10年ぶりの日本一に向けて、地域・ファンの皆さまにますます愛される球団になることを目指し、東北の復興そしてプロスポーツ業界に長く携わってきた森井誠之氏を社長に迎え、さらなる組織の強化を図ることとなりました。私自身は引き続き株式会社楽天野球団の副社長として球団と楽天グループとの連携・シナジーの強化に努め、持続的な強いチーム作りと健全な球団経営を支えて参る所存です。今後ともどうぞよろしくお願いいたします」

今後は副社長に就任し、引き続き球団を支えていく。

森井氏は、07年に株式会社楽天野球団に入社。13年からは同執行役員営業部長に就任した。18年2月からは楽天ヴィッセル神戸株式会社に着任。19年7月からは、取締役副社長執行役員事業本部長を務めた。22年からは株式会社仙台89ERSの代表取締役会長を務めていた。森井氏は球団を通してコメントを発表した。

「このたび、株式会社楽天野球団の代表取締役社長に就任することになりました。2007年1月に株式会社楽天野球団に入社し球団初のリーグ優勝、日本シリーズ優勝を経験させていただきました。その後もヴィッセル神戸、仙台89ERSとこれまで16年に渡りプロスポーツ業界に長く携わって参りましたが、このたび代表取締役社長を拝命いただき大変光栄に思うと同時に身の引き締まる思いです。『東北を熱く』という言葉のもと、東北全土の力が結集した2013年。あの時のように、心震える、熱い空間を皆で作っていきたいと強く思っております。そのためには、楽天イーグルスに関わる、全てのファン、スポンサーの皆さまと共に、監督・選手・チームスタッフ・職員が、一致団結する必要があります。皆さまの熱い応援が必要です。どうぞよろしくお願いいたします」

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