阪神近本光司外野手が、今季自己最長9試合連続ヒットを技ありの一打で決めた。

1点リードの4回1死一、三塁。中日ドラフト1位右腕仲地の133キロスライダーに体勢を崩されないようにグッと我慢した。「イメージしているボールじゃなかったので、ああいう形になった」と言いながらも、タイミングを合わせて当てた左前適時打。リードを広げた。

「どんな形でもランナーをかえしたいという気持ちでした。タイムリーになってくれてよかった」

これで3試合連続で打点を記録。「しっかり打ちにいけている部分ではいいと思います」と納得顔だった。5回1死満塁でも砂田から左翼への犠飛を飛ばし、ダメ押しの追加点も奪った。前日2日には本塁打を放つなど、右肋骨(ろっこつ)骨折から復帰後も絶対的なリードオフマンとしてチームを支えている。

岡田監督も「やっぱ近本もそうやもんな。あれ(4回の適時打は)うまいことレフトに打ちよったよな」とたたえた。好調なバットでカード勝ち越しに貢献。「しっかり勝ち切るのと、先制をモノにするのが大事なので、明日も1試合1試合頑張ります」。横浜スタジアムでも切り込み隊長として奮闘する。【三宅ひとみ】

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