首位オリックスが5人の継投で3連敗を阻止し、リーグ最速で60勝に到達した。

中嶋監督は「きのう中止になって、あした試合がないものですから。全員行こうと思っていた」。総動員で1点を守り抜いた。

先発曽谷の後を受け登板した宇田川は4回を3者連続三振。5回は四球を出して1死一、二塁のピンチを招くも慌てなかった。マウンドに来た平井投手コーチから「明日休みあげるから頑張れ」と言われると「オフです」と返し、緊張をほぐして後続2人を連続三振。「最近大事なところで1本打たれたり、チームに迷惑かけてますし、監督の期待も裏切ってしまっていた。どうにか挽回したいと思って」。指揮官の期待にしっかり応えた。

1-0の勝利は5月2日以来で「スミ1」は今季初。指揮官は「1ー0は本当に難しいゲームだと思いますけど、ほんとに良く投げたと思います」と投手陣をねぎらった。首位を走るリリーフ陣の強さを見せた。

【オリックス】中嶋監督「よくゼロで帰ってきた」ドラ1曽谷ら5投手リレーで連敗を2で止める