阪神ノイジーが殊勲の1発で38年ぶりの悲願を導いた。

0-0の4回1死一、二塁。カウント1-2から、先発宮城の124キロチェンジアップを捉えた。「アメージング!」と振り返る会心の一発。左翼席へライナーで運んだ。「今年一年、このためにプレーしてきた。すごくうれしいし、ここにいるこの機会を得られて本当にうれしい」。

第2戦で2打席凡退と抑えられていた左腕からの1発。前夜の第6戦も先発山本から同シリーズ球団20年ぶり、球団の外国人選手では85年バース以来の1発を放っていた。2戦連発にとどまらず、5回2死一、三塁でも中前適時打で6点目。4打点と躍動した。

9回最後の左中間へのフライも積極的に捕球し、試合を締めた。「本当に最高の一年になったし、この最高のチームと一緒に戦えてうれしい」。喜びをかみしめ、球場を後にした。

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