近未来の犬鷲軍団を担う存在になる-。楽天の新入団選手発表会見が24日、仙台市内で行われ、10月のドラフト会議で指名された8選手が出席した。

即戦力として期待されるドラフト1位の桐蔭横浜大・古謝樹投手(22)は、慣れ親しんだ背番号17を背負うことが決まった。

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ドラフト1位の古謝が背番号17を初披露した。大学2年春から背負う愛着のあるナンバーが、プロでの相棒になった。力強い真っすぐが武器の即戦力左腕は「偉大な方々がつけてきた番号をつけたいという思いはあった。その分、プレッシャーというか、周りの期待に応えないといけない番号だと思う」。結果を残し、1年でも長くプロ野球選手としてプレーするつもりだ。

大学入学直後に「ひとめぼれ」した存在がいる。桐蔭横浜大の3学年上で、ホンダでプレーする左腕・片山皓心(ひろみ)投手(25)だ。古謝が憧れる人物で「練習態度や私生活、野球スタイルだったりとか、すべてに尊敬できるというか、目標にしてきた選手」。その先輩が同大で背負っていた番号が「17」で、自身が後継者になった。プロでもまとうことが決定。「やっぱり自分は17だなと思いました(笑い)」と不思議な縁を喜んだ。

「背番号と同じ数は勝ちたいか?」との問いかけには「もっといきたいですね」と答えたが、冷静に足元を見つめる。「あんまり気負いすぎると、自分の中で空回りする部分がある。そこは1歩ずつ1歩ずつ、1勝1勝、コツコツやっていけば結果につながるかなと思う。まずは目先の目標に向かって頑張りたいなと思います」。楽天の17番を自分色に染め上げていく。【山田愛斗】

 

▽2位の滝川二・坂井陽翔投手(18、背番号53) どんな場面でもどんな状況でも冷静に対応できるのが自分のアピールポイントです。

▽3位の東海大菅生・日当直喜投手(18、背番号54) 日本のプロ野球の中でさまざまな記録があるので、それを越せるような、もっと大きな記録をつくれるような投手になりたいです。

▽4位の日本ウェルネス沖縄・ワォーターズ璃海内野手(18、背番号60) 自分の自己アピールはスピードです。スピードでチームに貢献できるように頑張ります。

▽5位の大産大・松田啄磨投手(21、背番号61) 自分は記録よりも、皆さんの記憶に残るような選手になりたいと思います。

▽6位の青学大・中島大輔外野手(22、背番号32) 足が武器なので、走攻守どの面においても積極的に足を使ったプレーをしていきたいと思います。

▽7位の日本ウェルネス宮城・大内誠弥投手(17、背番号67) 角度を生かしたボールが一番の武器。角度を生かし、いろんなコース、ボールでバッターを翻弄(ほんろう)していく投手になりたいです。

▽8位の氷見・青野拓海内野手(18、背番号68) 自分は球界を代表するような選手になって、野球を知らない人でも『名前を知っている』と言われるような選手になりたいです。

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