広島ドラフト5位の赤塚健利投手(22=中京学院大)が8日、球団最高数値をたたき出した。新人合同自主トレ初日、垂直跳びから下半身のパワーを測る装置で7000ワットを記録。球団では5500ワットを基準値とし、野手では末包、投手では島内の6200ワット前後がトップだった。

入団会見時の110キロから113キロとなった体重は、昨季現役日本人投手では最重量だ。ランニングメニューでも軽快な走りを見せ、身長193センチの恵まれた体格に秘めた潜在能力の高さを感じさせた。「新しい発見ができて良かった。走るのはもともと嫌いじゃなかった。そういう結果が出ても投球につなげられないと意味がないと思うので、投球につなげていきたい」。

野手ならスイング速度、投手なら球速と相関性があるだけに、最速153キロからさらなる上積みの可能性もある。指導した三浦トレーナーも「うちが測定している数値よりはるか上の数値を出したので、非常に楽しみ」と期待を口にした。

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