熟睡してスクスク育つ。巨人ドラフト1位西舘勇陽投手(21=中大)が8日、川崎市のジャイアンツ寮に入寮した。睡眠を愛する西舘が用意したのは、寝具メーカー「西川」の「エアーポータブルモバイルマット プロ」(税込み8万8000円)。同社のマットレスは花巻東の大先輩であるドジャース大谷翔平投手(29)も愛用している。「野球選手は体が資本。リフレッシュという意味では最高のモノかな」と納得の1枚がプロ野球生活を支えていく。

身長185センチのスラッとした体格の右腕は、多くの時間を横になって過ごす。昼寝は特に長く「多い時は6時間くらい寝ます」と厚生労働省が推奨する最低睡眠時間を昼寝だけでクリアしてしまう時もある。トータルの睡眠時間を「1日10時間くらいは昼寝も合わせて取りたい。多い時は12時間以上寝るときもある」と語る。中大時代は上級生と下級生がペアになる2人部屋。同じ空間での共同生活でも「下級生の時も、気にせずずっと寝てました」と睡眠が大学通算12勝の原動力となった。

大好きな時間も野球のためだ。「疲れを残したくないというのが一番。これからも意識してやっていきたい」。熟睡右腕は大きな筒状のケースを抱え、新たな寝床へ向かった。【黒須亮】

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