“千賀ロード”で大スターへの道を切り開く。育成3年目を迎えていた日本ハム福島蓮投手(20)が14日、支配下選手契約を締結。新背番号は94、新年俸は540万円(金額は推定)。最速153キロのロマン右腕は開幕直前での支配下“昇格”に「びっくりです」と笑顔を見せた。

190センチの長身から繰り出すキレと伸びのある直球とフォークが武器。新庄監督は短いイニングで経験を積ませて、ゆくゆくは先発として飛躍するための土台をつくらせたい考えだ。メッツ千賀もソフトバンクで育成から昇格し、中継ぎからエースへと上りつめた。福島も「千賀投手、大好きなので結構見てます。あんなにすごくなれるか分からないですけど、ずっと長く活躍できるように頑張ります」と将来を見据えた。

エスコンフィールド内で行われた会見中もサプライズがあった。新庄監督から「これが似合う大スターになってほしい」と指揮官が昨年11月に新調した約80万円のスーツにサングラス、整髪料を、お祝いとしてプレゼントされた。

現在の体重は約77キロの福島にとって、常にパンプアップしている指揮官仕様のスーツは少しブカブカ。「いずれ着られるように」と実力も体もさらに鍛えて分厚いプロ野球人生にする。【木下大輔】

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