先発ローテ入りを目指す楽天の内星龍投手(21)が、オープン戦初先発で粘投した。5回無失点だった9日の春季教育リーグ巨人戦から中7日での登板。ロッテ打線に6安打を浴び、再三ピンチを背負うも、5回95球を投げ1失点でまとめた。最速は150キロをマークした。「先頭を結構出すことが多かったので、そこは少し課題もあるんですけど、ランナーが出たところで仕切り直して集中できたところは良かった」と振り返った。

1回に先頭岡に二塁打を浴びたが、続く友杉を148キロ直球で空振り三振。1死一、三塁から4番山口を147キロで空振り三振に仕留めるなど後続を断った。3回に1死二、三塁のピンチを迎えたが、3番ソトを148キロで空振り三振、山口はスライダーで三ゴロに仕留めて無失点。4回無死一塁から中村奨に適時二塁打を浴びたものの、味方の好守もあり最少失点で切り抜けた。

風速が10メートルを超える悪条件だったが、力勝負で主軸を封じるなど直球が光った。「今日は真っすぐで押していけるなっていう部分もあったんで、真っすぐでしっかり空振りを取れたっていう事実は良かった」とうなずいた。

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