今季から新規参入したくふうハヤテは中日に4-5で敗れた。2-5の8回に代打・倉本寿彦内野手(33)の中前2点適時打で1点差。9回にも2死一、二塁としたが、後が続かなかった。ホーム初勝利には届かず、赤堀元之監督(53)は「ミスが勝敗の差になってしまった」と悔やんだ。

1-0の6回から2番手で登板した藤本颯太投手(23)が、先頭から与えた3連続四球を機に3点を失った。投手陣の四球は、試合前の時点でリーグワーストの75(9試合)。この日も課題を露呈する形で逆転を許すと、負の流れが連鎖する。7回には2つの適時失策で2失点と自滅した。

それでも、先発の二宮衣沙貴投手(25)が5回3安打無失点と好投。打線も9安打4得点と食らいつき、終盤には粘りも見せた。指揮官は「本当に少しずつだけど、良くなっている部分はある。試合を重ねれば重ねるほど成長して、もっと挑戦できるようになると思う」と顔を上げた。