阪神梅野隆太郎捕手(32)が2番起用で快音を響かせた。昨年4月26日の巨人戦以来、約1年ぶりとなる「2番捕手」で先発。「監督が言ったことにしっかり従って自分たちは期待に応えられるような準備をして、結果を出していくしかない」と気合が入っていた。1点ビハインドの3回2死一、二塁で梅津から中前への適時打。「しっかり甘い球を捉えられた」とうなずいた。大改造された打線の中で、しっかり結果を残してみせた。

4連敗を阻止し「今日は本当に肌で感じました。勝つ時って、こういうくらい守り勝つ、追いつかれないように逃げ切る、というビジターでの大変さを感じました」と言葉に実感を込めた。守っては先発才木を粘り強くリード。「チームの流れは、辛抱していたら絶対、いい方向に向いてくると思う。辛抱強くシーズンを戦っていく中で、こういう1勝を大切にしていきたい」。経験豊富な男は、簡単にはブレない。

【動画】約1年ぶり2番の阪神梅野隆太郎が同点打、ベンチのチームメートも喜ぶ