阪神才木浩人は開幕前からある切り替えに取り組んでいる。1月下旬に体調を崩し、オープン戦開始後にも喉の痛みなどによる発熱で、登板を回避した。鼻炎などで元々「口呼吸になりやすい」体質。特に睡眠時などは喉の乾燥につながりやすい。今回の体調不良も原因のひとつはそこだと分析し、現在は「鼻呼吸生活」を心がけている。

「口呼吸は、呼吸機能的にも良くない。最近は、すごく気を使ってますね」

加湿器などを使った室内保湿は必須。鼻孔拡張テープは就寝時のお供だ。ふとした日常から、鼻呼吸を意識して過ごしている。

これまでも腹圧などの関係で、呼吸法からこだわってトレーニングなどを行ってきた。

「呼吸はどのみち、すごく大事。口呼吸と鼻呼吸ですごく変わるから。鼻呼吸にするだけで、おなかの周りの機能的にも多分すごく変わってくる。良い方向に行くんじゃないかな」

才木にとっては、ただの体調管理にとどまらない。呼吸法をマスターし、元気にシーズン完走を目指す。【阪神担当=波部俊之介】

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