侍ジャパンの井端弘和監督(48)が、東京6大学野球春季リーグ戦の明大-東大戦を視察した。

今秋のドラフト上位候補で、3月の欧州代表戦にも招集した明大・宗山塁内野手(4年=広陵)は「3番遊撃」でスタメン出場。第2打席は左前適時打、第3打席は中前適時打と、5回まで2安打2打点と右肩甲骨骨折からの完全復帰をアピール。井端監督は「動き的にも問題なく、守備も軽快で抜群。打つ方も広角に打てるのが持ち味かな。また振れ出したなという感じ。力強いスイングは去年よりも増しているのかな」と、印象を口にした。

とくに守備に関しては、安定感をあげ「派手なプレーをする時はできるし、手堅く捕ることもできる。打球に応じていろいろな捕り方ができる」と分析。「(プロ入り後は)早い段階からチームの主力を張れる選手だと思う」と高い評価を示した。

攻守で常に結果を出し続ける宗山に対し「例えるなら、元阪神の鳥谷敬氏」とタイプを重ね、現役時代、守備の名手と言われた自身と比べると「はるかに上!」と笑い飛ばした。

宗山は今年、リーグ最多安打記録がかかる。「(あと)30本ちょっとですかね。当然クリアするでしょう。更新してもらえたらいいと思いますね」と、さらなる飛躍を期待した。

5年ぶりにDeNAに復帰したばかりの筒香嘉智外野手(32)については、「日本代表にいた選手ですしね。十分、日本で結果を出せば入ってくるだけの能力がある選手なので、期待はしたいと思います」と、言及した。