日本ハムのフランミル・レイエス外野手(29)が球団の1年目外国人最多タイの出場19試合連続安打を放った。4回2死から左前打。1点を追う9回1死一塁では左中間へ貴重な同点適時二塁打も放った。新庄監督が25日にSNSで“レイエス先発”と発信した影響で、試合前にブルペンで10球。実際の登板はなかったが“本職”の打撃で2安打1打点。新庄体制最多61勝はお預けとなったが、好調ぶりをアピールした。

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レイエスが投げて打って走って、スタンドを沸かせた。まずは同点に追いつかれた直後の4回だ。2死走者なしから左前打で出塁し、連続試合安打を19に伸ばした。続く上川畑の中前打で進塁すると、万波の左前打で大きな体を揺らし二塁から爆走。一時、勝ち越しの生還を果たした。

敗戦濃厚だった9回1死一塁でも、勝負強さを発揮した。楽天守護神則本のスライダーをはね返し左中間へ運んだ。「以前、則本投手に抑えられて、すごく悔しかった。気持ちの面で思うところがあった」。中堅の辰己が打球処理で手間取る間に一塁走者の代走五十幡が一気に生還。新庄監督は「外野心理として五十幡君をホームで刺さなきゃいけない(と考える)。守備がうまい辰己君が弾いたっていう。いい代走だった」。天才外野手のひらめきも、同点劇をお膳立てした。

試合前には投球練習もこなした。25日に指揮官が「明後日の楽天戦 先発 レイエス 『モーレ』で行かせてもらいます」とSNSに投稿。世間をざわつかせたが、この日「先発“登板”って書いてないでしょ。こんな大事な時期にあるわけない」と真相を明かした。レイエスは球場入りまで「分からなくて緊張した」。結局“有事”に備え打撃練習後にブルペンで10球投げ、打席に入った万波に「いい球っすね。思ったより全然速いしコントロールいいっす」と言わしめた。

投打に多忙だった1日に、レイエスは「大谷翔平でお願いします」。新庄監督は大量点差で負けている場合、中継ぎ陣の疲弊を回避するため「(ピッチャー)モーレ(レイエス)でもいいよ。(メジャー時代に)1回投げてるからね。おもしろいっちゃおもしろい」と、わずかな可能性を示唆。レイエスも「リリーフ陣を休ませてあげられる場面であれば、いつでも投げます」。いつの日か打撃好調な助っ人の“二刀流”を見られる日が来る!? かもしれない。【永野高輔】