今季限りで現役引退を表明している阪神秋山拓巳投手(33)が、兵庫・西宮市内の鳴尾浜で引退試合に臨んだ。
先発でこだわり抜いた真っすぐを中心に真っ向勝負を挑み、1イニングを投げ2安打2失点でプロ野球ラスト登板を終えた。
試合後のスピーチ全文は以下の通り。
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まずはじめに、このような場を設けていただき、阪神タイガース球団の皆さんにはとても感謝しております。ありがとうございました。また、試合後の貴重な時間に残っていただき、ソフトバンクホークスの皆さまありがとうございます。 そして、両親、えぇ…(涙)。ここまで丈夫に育てていただき、十分に親孝行できたかどうかわかりませんが、これからの人生、心配かけないように頑張っていきたいと思いますので、また温かく見守ってほしいなと思っています。
そして、妻へ。2軍生活が長くて、しんどい時間も多かったですが、いつも明るく、僕がしんどい時も明るく接してくれたおかげで最後まで頑張ることができたと思います。これからもいっぱい迷惑かけると思うけど、仲良くやっていこうね。ありがとう。
私、秋山拓巳は今年を持って阪神タイガース一筋15年でユニホームを脱ぐことを決めました。ここまで辛い思いというのがほとんどで。良い思い出というのは非常に少ないですが。うまくいかない時は本当に監督、コーチ、スタッフの皆さん、そして先輩の選手、後輩の選手に恵まれて、15年間本当に楽しく、1度も諦めることなく、楽しく現役生活を送ることができました。
ただ1つ、やっぱり悔いが残ると言えば、この15年間、いつも当たり前のようにやってきた野球というのが明日からなくなるってことと、やっぱりファーム生活が長かったので、後輩たちと一緒にいっぱい汗かいて、楽しく笑いながら、時にはファームでくすぶってる選手たちを見て、自分自身の歯がゆい気持ちを持ちながら、時にはすごく厳しい言葉を後輩たちに投げかけていたと思いますが、それもやっぱりみんなに頑張ってほしいという気持ちで。みんな1軍で活躍してほしいという気持ちでいっぱいきつい言葉を投げかけてしまっていましたが、明日からは一緒に練習しながら、そういう言葉をかけられなくなるっていうのが本当にすごく寂しいなと感じています。
僕自身、大した記録もなければ、成績も残していませんが、こだわり続けたピッチャーとして15年間、最後まで諦めずにここまで頑張ってこれたことはすごく誇りに思っています。
ファームの選手には、僕のようなファームで頑張ってる選手ではダメなので。朝、伝えたようにいろんなことにトライして、やっぱりファームで頑張ってても仕方ないので、1軍でこういう優勝争いをしてる中で活躍してる姿を見せてほしいですし、僕自身これからはいちファンとして皆さんを全力で応援したいと思ってます。頑張ってください。
最後に15年間、温かい声援をいただいた阪神タイガースファンの皆さんには本当に感謝してます。自分の力以上を出してくれる最高のファンの方たちでした。15年間ありがとうございました。



