西武は7月25日、育成ルーキーの佐藤太陽内野手(23)と支配下選手契約を結び、背番号が「38」になったと発表した。

喜びのニュースの、その裏で-。

同じ育成選手、背番号113の野田海人捕手(20)には複雑な思いもあった。

「太陽さんが支配下に上がるって話を耳にした時に、ちょっとよぎったというか。僕の付けてた背番号じゃないかなと…」

22年ドラフト3位で九州国際大付(福岡)から入団し、1年目から背番号38を付けた。

しかし昨年10月、両膝を手術。そのオフには育成選手としての再契約になった。伴って「38」は空き番号になっていた。

「2年しか付けてない背番号ですけど、また戻りたかったです。38番に戻るために頑張っていたのもあったので」

予感した通りに、佐藤太が「38」になった。公式発表を見た野田は「ショックというか、落ち込んだ部分もありました。すごく悔しかったです」と正直に心境を明かした。

1日から北海道・美唄での夏合宿に参加している。手術した膝を使うブロッキングも含め、動きに違和感はない。

「このキャンプで取り戻したいです。まずはとにかく練習量をこなして、キャンプから外れずに最後までやりきりたい。そして来年、勝負かけたいです」

3日の慶大戦(旭川)でも右中間に深い飛球を放ち、二塁打とした。目標は「打てる捕手として磨いていきたいです。打ったら捕手争いでも目立てるじゃないですか」と鼻息も荒い。

そして高校時代からフットワークに優れている捕手として知られてきた。この日のスローイング特訓で、岡田雅利育成担当(36)がメトロノームを用意し「リズムを取って、ピッの音で投げるように」と指示。後輩で「未来の正捕手」争いのライバルでもある龍山がリズム取りにやや苦戦した一方、野田は見事なリズムだった。【金子真仁】

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