5位西武が3連敗で、借金は今季ワースト8となった。好投手の攻略は容易ではないにせよ、下馬評を覆せない展開が続く。
日本ハム先発の北山はどんどんストライクゾーンに投げ込んできた。2回は10球中ボール判定なし、6回は10球中ボール判定は2球のみ。それでも西武打線は7回が終了した時点で、長谷川がたたきつけて得た内野安打1本のみ。
7日の試合を残して、この3連戦も負け越しが決まった。交流戦のDeNA戦で勝ち越して以来、12カード連続でカード勝ち越しがない。143試合で91敗もした昨季でさえ「12連続」はなかった、4年ぶりの長いトンネルだ。
どうすれば空気は変わるのか-。試合後、鳥越裕介ヘッドコーチ(54)に尋ねた。「どんなことやろうね…」と思案しつつキーワードに“勇気”を挙げた。
「ピッチャーは勇気もっていってるんで、チーム全員が全員そういうことじゃないけども、野手に関してはそういうのがすごく目立つ。姿も非常に弱くなってるし、でもそんな中で元気出してみんなやってるんだけど、あそこ(打席)に行ってバッテリーとの勝負になった時にひるみが見える。そこはみんなに、しっかり話していきたい」
勇気不足がミスにつながってもいる。8回の4失点目は投手浜屋の一塁カバーが遅れた。前日5日はチャンスでベテラン炭谷が2球連続バントミス。積極性と表裏一体のケースも多いとはいえ、走塁ミスも散見される。
「つまらないミスとか基本的なところができていない部分があるので、そこはまずしっかりとやる。ということと、あとはちょっと最近失敗続きというか、うまくいってないことが多いので。もういっぺん勇気を持って戦いに、勝ちにいくという気持ちで」
再建を託されて、これまで縁のなかった西武に昨オフに加わった。強い覚悟で背中に「91」を付ける。「選手たちもそれぞれ頑張ってるんでね。前を向いて。俺らも選手を信じてるし」。首脳陣の熱量はもちろん、ファンも大勢、北海道まで応援に駆けつける。この熱さに強く応えるのは選手たちだ。【金子真仁】



