ヤクルト池山隆寛新監督(59)が熱投で「ブンブン丸2世」誕生の思いを込めた。2日、愛媛・松山での秋季キャンプがスタート。ランチで胃袋を満たすと、肩を温めた。北村恵吾内野手(24)の特打に自らマウンドへ。約10分間で60球。打撃投手として全身でメッセージを送った。「山田にも村上にも今年は投げてきた。そういう打者になってもらいたいという思いもある」と1球1球に魂を込めた。北村恵は8月3日に今季初昇格し、打率2割6分7厘、5本塁打。打力開眼の兆しを見せただけに期待も大きい。
マウンドからの景色に指導のヒントを見つける。腕を振りながら、選手の得意、不得意のコースを体感しながら助言につなげる。「特長や長所は伸ばしてほしい」と強調した。2軍監督時代もフリー打撃登板は日課だった。1軍監督になっても、一緒に汗を流すスタンスは変わらない。
現役時に自主トレを積んだ松山を「ブンブン丸発祥の地」と話す。ランチ中はワールドシリーズをチェック。9回にドジャースがロハスのソロで追い付くと、「やっぱり一振りで1点だな」と本塁打の魅力を再確認した。たぎる情熱で、打ち勝つ理想を体現できる若手を鍛えていく。【上田悠太】



