日本ハム山県秀内野手(23)が“成長の地”で初の開幕スタメンを引き寄せる。14日から巨人2連戦を行う東京ドームでは、昨年6月17日の同戦でバントを失敗。新庄監督から「ああいうのを決めないとレギュラーを取れない」と突き放された経験がある。同じ東京ドームで行われた翌月14日の西武戦で雪辱のバントを決め「成長させていただいた場。あの試合が良かったと思えるような準備をしたい」と気を引き締めた。
東京・国分寺市育ち。幼少期に何度も観戦に訪れた思い出の球場だ。「成功したバントも自分の型ではなく、たまたま成功したバントだった」と振り返るが、その後2軍でバント練習を繰り返し「(1軍に)戻ってきた時は自信がついた。あの失敗と成功がなかったら去年の成長はなかった」とターニングポイントに挙げる出来事だった。
昨季はモイネロから2打席連続弾を放つなど、長打力も披露したが、「ホームランをバンバン打てるタイプじゃない。バントとか進塁打とか、チームのために犠牲になれることを、しっかりやっていけたら」。モイネロ限定で内定していた開幕の「5番遊撃」も、相手投手が上沢になって“白紙状態”。堅実プレーに徹し、どの投手相手でもスタメン起用してもらえる信頼を、勝ち取りにいく。【永野高輔】
◆日本ハムの二遊間争い 野村、吉田も挑戦している二塁だが、カストロが実戦4発と打撃好調で守備も安定、1歩リードか。遊撃では水野が7、8日ロッテ戦で2戦連続複数打点とアピール中。ほか二遊間どちらもこなせる山県、上川畑に、ムードメーカーの奈良間も11日の故郷静岡での楽天戦に4番で出場し適時打を放つなど激しい争いとなっている。



