西武のシーズン開幕投手が24日、渡辺勇太朗投手(25)に決定した。これで12球団の開幕投手が全て正式発表された。

この日、本拠地ベルーナドームにほど近い所沢市・狭山山不動寺で必勝祈願。その後、西口文也監督(53)が報道陣に対応し、表明した。2戦目は武内夏暉投手(24)、3戦目は平良海馬投手(26)を先発で起用することも明かした。

渡辺は18日の楽天戦(ベルーナドーム)に先発しており、中8日を経て、27日のロッテ戦(ZOZOマリン)でプロ8年目で初の大役へ臨む。

浦和学院(埼玉)3年夏には甲子園で好投を見せ、18年ドラフト2位で西武に入団。身長191センチの大型先発右腕として育成され、プロ7年目となる昨季は134イニングに投げ7勝を挙げるなど、大きな飛躍を見せた。

今年1月には高橋光、与座とともに米アリゾナ州で自主トレ。より強い球を投げるための投球フォーム改良に着手し、2月の春季キャンプでは早々に150キロ台へ。その球威あふれるブルペン投球は球界関係者たちに注目されていた。

西武は2年連続で今井達也投手(27)が開幕投手を務めたものの、昨オフにポスティングシステムで米アストロズへ移籍。さらに開幕投手の最有力候補とされていた隅田知一郎投手(26)がWBCに参戦し、チーム方針で開幕投手の可能性がなくなっていた。

3月上旬に渡辺に通達したという西口監督は「今年は勇太朗にとって大事な年になる。そいう意味でも開幕をしっかり投げて1年間頑張ってほしい、そういう思いも込めました」と決定理由を話した。

渡辺自身も「隅ちゃん(隅田)がWBCに決まった時点で僕の可能性が高いのかな」と予期しながら監督室へ向かい、大役を伝えられたという。「チームも含めて勢いを付けられる投球をしたいと思います」と意気込んだ。