<日本シリーズ:日本ハム4-2巨人>◇第2戦◇1日◇札幌ドーム

 日本ハム先発のダルビッシュ有投手(23)が6回7安打2失点の好投で、日本シリーズ通算3勝目をマークした。体調不良で緊急降板した9月20日オリックス戦以来、42日ぶりの先発登板だったが87球の力投。直球は最速149キロで、100キロ前後の大きなカーブを中心に変化球を巧みに使い、巨人打線を亀井の2ランのみに抑えた。左臀部(でんぶ)痛など状態は万全ではない中での登板に「(クライマックスシリーズの登板回避など)ずっと投げたくて歯がゆい思いがあったけど、こういう場面をつくってくれて結果を残すしかないと思った」。2年ぶりの日本シリーズの舞台でのお立ち台で、地元ファンから拍手喝采(かっさい)を浴びていた。

 また、交代直後には「本来の状態には程遠いけれど、ファンを含めてみんなに守られていると思い、強い気持ちでマウンドに立ち続けました。一世一代の投球ができました」とコメントしていた。

 [2009年11月1日23時27分]ソーシャルブックマーク