ロッテの西村徳文監督(52)がドラフト1位左腕、藤岡貴裕投手(22=東洋大)の初ブルペンに及第点を与えた。石垣島キャンプ初日の1日、注目の大物ルーキーはブルペンで72球を投じた。カーブ4球も交えて、尻上がりに速球のキレが増していった。指揮官は「まだ初日ですから。でも腕の振りは、すごくしっかりしていた。球の伸びも良かったし、打ちづらいと思う。うちには今までいないようなタイプだった」と印象を口にした。

 緊張のマウンドを終えた藤岡は「監督は少し意識しました。後半は自分の納得いくボールが投げられた。明日もブルペンに入ります」と少しホッとしたような表情を見せた。