3日の総会でここ2年の表彰選手を決めた国際野球連盟(IBAF)の、10年最優秀女子選手となった六角彩子内野手(20=サムライ)と同年最優秀審判員の小谷啓介氏(48)の授賞式が9日、都内で行われた。六角は10年女子W杯で首位打者賞とMVPを獲得。帝京平成大で理学療法士の資格を学びながら、週末にクラブチームで活動する。選手としては男女通じ日本人初受賞。「(賞は)日本代表がもらったものだと思う。来年のW杯では日本の3連覇がかかっています。代表に入ることと、3連覇を目指したい」と話した。

 日本人3人目の受賞となった小谷氏は82年に奈良県高野連の審判員としてスタート。現在は日本野球連盟、日本高野連、関西学生野球連盟、奈良県高野連と4つの団体に所属するエキスパートだ。10年のインターコンチネンタル杯で決勝の主審を務めるなど、優れた審判技術が評価された。「大変うれしく思っています。今までの日本の優秀なアンパイアが『信頼できる』と評価されていたから、このような賞をいただいた」と受賞の喜びを語った。