<横浜2-3巨人>◇15日◇横浜

 横浜大矢監督の継投策が裏目に出てしまった。1点リードの7回裏1死。7回1失点の三浦に代打金城を送った。球数は96球。8回から吉見を出すもピンチを招き、3番手の横山が逆転を許した。継投について大矢監督は「7回の投球を見て代えた。オレの判断」と語った。5回以降は走者すら許していないが、斉藤投手コーチは「結果は抑えているが、球威が落ちていた。走者を出してからより回の頭からという判断」と説明した。

 ただ、三浦は5試合連続で100球以内で交代している。斉籐コーチは「制限をつけているわけではないが、開幕当初に背中の張りもあったし、疲労が残らないようにとは考えている」。勝てば今季初の同一カード3連勝だった。大矢監督も「1点だがリードしていたわけだから逃げ切りたかった」。この日は敗れたとはいえ、今季2度目のカード勝ち越し。名古屋へ乗り込み、再度勢いに乗りたいところだ。

 横浜三浦(7回1失点も勝ち星ならず。続投したかったかの問いに)「ひとりでやっているわけではなく野球は団体競技だからね。リリーフに助けられることもある。オレも立ち上がりが悪くて先制点をやってしまった。前向きに切り替えて次頑張ります」