阪神真弓明信監督(55)が10日に行われたシートノックで、移籍後初めて新井を三塁に就かせた。「1シーズン、これで行こう」と転向させることを決断。一塁には関本を軸に、林、葛城、今岡を候補に挙げた。

 新井は広島時代に三塁が主戦場だったが、阪神移籍後は1試合守っただけ。岡田前監督がつくった昨年の形を崩すことは、勇気がいるが、メンチが右翼での守備にめどがついたとして決断した。「ライトは守備力がいる。一塁から三塁まで走者が走るときに、チャージ力や肩も必要。メンチは大丈夫だ」と話した。となれば、好調の林が浮く。そこで新井を三塁に動かせば、起用の幅が広がる。8日の段階で、新井と関本には直接伝えた。新井は指揮官のプランを受け入れた。「やれと言われたところでやるだけ。1年間、やっていないので、早く慣れること」と話し、早くも三塁手用グラブをオーダーした。

 [2009年2月11日8時37分

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