中継ぎシャッフルで疲労軽減!

 阪神久保康生投手コーチ(50)が25日、「JFK」を解体する今季は中継ぎ陣をローテーションで終盤に起用する方針を明かした。「球児以外はローテーションを考えています。ウィリアムスもアッチソンも、みんな勤続疲労がある。それを分散しないと」と説明した。

 「JFK」を中心とする鉄壁のリリーフ陣が、毎年の優勝争いを支えてきた。一方で久保コーチは勝利の代償を不安視する。「怖い部分はある。精神的、肉体的なこともある」。藤川、ウィリアムスを筆頭に救援陣はここ数年、フル回転を続けてきた。今季は久保田(離脱中)を先発に転向させ、さらにローテーション制を導入する。カギを握るのは渡辺だ。「1番良いピースにはまったと思っている。今は(起用する場所を)動かしたくない。(昨季は)久保田と競い合う力をつけたと感じていた」と同コーチ。「JFK」に匹敵する軸、リリーフ陣がそろったことで、シャッフルが可能となった。

 ウィリアムス、アッチソンに渡辺、江草。先発転向を目指すリーソップ、阿部、玉置らも中継ぎで計算できる。最終的には絶対的守護神藤川の負担も減らしたい。久保コーチは「06年から08年はいっぱいいっぱいだったけど、05年は点差があった場合は9回も(中継ぎの)桟原、江草で終わっていた」と説明。みんなで助け合い、優勝を勝ち取ろう。09年、猛虎リリーフ陣が今まで以上に一枚岩になる。【佐井陽介】

 [2009年2月26日10時34分

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