今季はFF締めだ!
阪神藤川球児投手(30)と藤井彰人捕手(34)が9回に「抑えコンビ」を組むプランが11日、浮上した。沖縄・宜野座のブルペンで2日連続でコンビを組み、相性の良さを見せつけた。左膝が万全でない城島健司捕手(34)の状態次第で「抑え捕手」を務める可能性が出てきた。
球児がマウンドに立つ。顔いっぱいに笑みを広げる。視線の先には藤井がいた。時折、小雨が降る、肌寒い宜野座ブルペン。投球間18・44メートルに2人だけの熱い空気が流れた。
球児が気持ちよさそうに腕を振る。地をはうような火の玉ストレートを藤井が巧みにキャッチ。マウンド上から「ナイスキャッチング!」と声が飛んだ。前日10日のブルペンは初コンビで30球。球児は「めっちゃ投げやすかった」と喜んだ。この日は2日連続でコンビを組んで76球。コンビネーションは抜群だった。
藤井
低めの直球が伸びてくる。受け方がすべてじゃないけど、審判の印象も違うやろうし、ちょっとボール気味の球をストライクにできたら。フォークもしっかり止めてね。高めの直球が引っかかったらついて行けない。準備しないと。
女房役は予想以上の「火の玉」に苦笑いを浮かべつつ、守護神に対するサポートを誓った。コミュニケーションも順調。コースを要求する時の構え方は?
どうしたら投げやすい?
自分の考えも伝えながら、良き女房役になる準備を進めている。たとえ城島に先発マスクを譲ったとしても、試合の最後を任せられる人材であることは間違いない。つまり「抑え捕手」プランだ。
吉田コーチ
そういう使い方もおもしろい。良い捕手が(ベンチに)いてくれたら安心だから。若い捕手ができたら良いけど、経験のある選手がなかなかいない。球児も考えて(ブルペンの相手を)合わせているんじゃないの?
(球児専属捕手のような)セットは決めないけどね。
オフに左膝手術した城島は開幕を目指してリハビリ中。開幕に間に合ったとしても、首脳陣は144試合を戦うために積極的欠場、試合終盤での交代を挟んでいく方針だ。「抑え捕手」の有力候補でもある藤井と球児の好相性は、首脳陣にとっても朗報だ。
今オフ新加入した藤井。ブルペンで印象に残った投手と問われ「藤川くんですね」と即答した。
藤井
違う質のボールを投げる。キャッチャーよりの近くからボールを離す。低めは伸びてくるし、スピンがかかっている感じ。
実戦での「FFバッテリー」を想像し、藤井はニッコリ笑った。「完璧に抑えるんじゃないですかね」。絶対的守護神への敬意、そしてコンビへの自信が垣間見えた。
[2011年2月12日11時23分
紙面から]ソーシャルブックマーク



