絶好調の日本ハム中田翔内野手(22)が17日開幕の交流戦で、セ球団粉砕の「刺客」としてレギュラー起用されることが濃厚になった。セ本拠地ではDH制が使用できないが、梨田監督らは左翼としてスタメン起用する見通しだ。ここ6戦で3発を含む10試合連続安打を継続中。昨季は交流戦出場なしと、相手にとっては未知な部分も魅力で、猛爆発への期待をかけての抜てきになる。

 仙台から函館入りした梨田監督は、さらなる進化を切望した。「プロの場合は続けて結果を残すことが大事」。その真の実力を図る試金石になるのが交流戦。首脳陣の間では現在高い評価で一致しており、DH制の有無にかかわらず左翼固定で出場機会が与えられそうだ。中田にとっては、主に代打で14試合に出場した09年以来2年ぶりの交流戦。「今は試合がしたい」と飢えているだけに、さらに足場を固める場になる。