ソフトバンクは左腕ローテで日本ハム打線を沈黙させる。今日10日から始まる日本ハムとの3連戦は、山田大樹投手(23)、大隣憲司投手(27)、レニエル・ピント投手(29)の左腕を並べる。

 山田は3日楽天戦(Kスタ宮城)で6四死球を出し5回2/3、4失点で降板。「前回は勝ちを意識しすぎた。高山投手コーチからも『何も考えずにいけ』と言われたし、深く考えず投げたい」と本拠地で今季初勝利を狙う。

 昨年は日本ハム戦に6試合先発し4試合でダルビッシュと投げ合った。勝てなかったもののシーズン終盤は互角に投げ合い自信をつけた。くしくも今回もダルビッシュのメジャーデビューと同日登板。海をまたいで投げ合うのも励みになる。

 4日のウエスタン・リーグオリックス戦で6回1安打1失点と好投した大隣は1週間遅れの開幕となる。「結果を出すことだけ考えたい。緩急がカギ」と力強い。2連勝を狙うピントは「準備はできている」と言い切った。左腕トリオの踏ん張りで1ゲーム差2位の日本ハムを沈める。【前田泰子】