渡米中のオリックス金子千尋投手(30)が、サンフランシスコで行われたワールドシリーズ第3戦を初めて観戦した。帽子に黒縁メガネのカジュアルなスタイルで球場入り。試合前のセレモニーでは上空を飛ぶ米空軍の戦闘機を見上げたほか、試合終了まで観戦。メジャーの雰囲気を味わった。試合後は付き添った関係者が「プライベートですから、今日は勘弁してください」と断るのみで、金子は何も話さず笑顔で球場を後にした。

 金子は国内FA(フリーエージェント)権を取得。海外FA権まであと1年を要するものの、メジャー志向を持っているといわれている。現時点で去就は未定だが、今オフ中に移籍する場合、ポスティング(入札)制度を利用する以外なく、帰国後にも予定される球団側との話し合いが注目される。