ヤクルト衣笠剛球団社長兼オーナー代行(65)は10日、FA交渉解禁日の13日に話し合いの場を設定できた場合、真中満監督(43)を一時帰京させて出馬させる意向を示した。

 懸案事項の先発投手と遊撃手を補強すべく、FA宣言したロッテ成瀬善久投手(29)と日本ハム大引啓次内野手(30)の獲得に名乗りを上げる方針。チームは愛媛・松山で秋季キャンプ中だが、衣笠社長は「交渉は早い方がいい。13日にできるようになった場合は、監督も行く方向で進めたい」と語った。真中監督は「要請されれば行く」と話しており、チームから一時離脱して熱意を示す格好だ。