DeNA中畑清監督(61)が結果至上主義を貫く。21日、横浜市の球団事務所でスタッフ会議を行い、今季のチーム方針、キャンプ日程などを確認。昼食を挟み、約6時間の会議を終えた指揮官は「実戦の中で答えを出せる選手というのが、仕事の中で一番大事な判断材料。なんといっても、結果がないと生き残れないということを植え付けたい」と、キャンプは“実戦漬け”にする方針を示唆した。

 就任4年目で最速となる、第2クール2日目の2月8日に初実戦(紅白戦)を実施。さらに「全部で12試合ぐらいはやるんじゃないか」と、第2クールから休養日を除く20日間に紅白戦、練習試合を詰め込んだ。「開幕ダッシュにつなげたい。先発も登板数を増やして最低7イニングは投げてもらう」と説明した。

 2年目グリエルの来日が開幕後にずれ込む可能性が高く、不在時を想定して新戦力も積極的にテストする。ドラフト3位倉本寿彦(24=日本新薬)と同5位山下幸輝(21=国学院大)の両内野手を1軍メンバーに抜てき。投手でも同1位山崎康晃投手(22=亜大)と同4位福地元春投手(24=三菱日立パワーシステムズ横浜)も1軍キャンプでスタートする。【為田聡史】