“ラストダンス”を終えたチェコ代表のオンジェイ・サトリア投手が試合後の公式会見に登場した。
サトリア「まずみなさんにお伝えしたいのは、記者会見に呼んでいただきましてありがとうございます。今夜は私の“ラストダンス”でした。そして投げるまでは、こんなことになるとは思ってませんでした。チェコの野球のために、そして私の名誉にかけて必死に投球しました」
試合前にはハジム監督がサトリアについて「今日の先発のサトリアは(大会後に)新しいことを始める予定です。今夜は彼の“ラストダンス”になるでしょう」と、この試合限りでチェコ代表を引退することを示唆していた。
その中でサトリアは侍ジャパン打線を相手に4回2/3を6安打無失点3奪三振と力投。試合後には高橋や宮城と抱き合って健闘をたたえ合い、さらに両チームの選手からも拍手で労われた。そして、球場中から鳴りやまない拍手、歓声に応えるようにお辞儀をし、WBCを独占配信するNetflix(ネットフリックス)の中継カメラに向かって「ありがとうございます」と日本語でも感謝を伝えていた。
サトリア「私にとって今夜の試合は考え得る最高のエンディングでした。最高のスタジアム、東京ドームで最強の侍ジャパンを相手に投げて投手としてベストエンディングでした」
この日は東京ドームに父も駆けつけていたという。
サトリア「スタンドに父がいました。彼のために投げる姿を見せました。3年前にも大観衆の前で見せられました。もう1回、この光景を見せられて良かったです。私も泣きましたけど、私以上に泣いていたと思います。家族がいるのは特別なことでした」
代表引退後のキャリアについても問われた。
サトリア「たくさん、いろんな計画があります。ボルダリング、ハイキング…。野球に時間を費やしてきたので、ボルダリングとかに時間を費やしたいし、後輩たちの応援もしたいし、たくさんやりたいことがあるので楽しみたい。職業としては電気技術士であり続けるし、同じ会社に勤めると思います。そしてパートナーもいますし、未来は分からないですけど」
そして、チェコ野球の未来への期待も語った。
サトリア「とても答えがいのある質問をありがとう。私は退きますが、決断の理由は選手が育って、抜けた後にも十分な投手がいることがそうさせました。あなたたちは驚くと思います。チェコ野球の未来が、次のトーナメントで見られることを楽しみにしていてください」
最後に日本の野球ファンへもメッセージを送った。
サトリア「まず、ファンには私たちの応援に来てくれて、支えてくれて、ありがとうございます。キャンプから公式戦、たくさんの人たちに見守られましたけど、私たちはプロフェッショナルな野球選手ではありません。侍ジャパンと一戦しましたけど、テレビでNPBの試合やいろんな情報を得て宮城投手、高橋投手のようなスーパースターと写真を撮ることができた。忘れがたい思い出になりました」

