<親善試合:マーリンズ6-5ベネズエラ>◇5日(日本時間6日)◇フロリダ州ジュピター

 野球好きで知られたチャベス大統領が、がんのため死去したという知らせを受け、ベネズエラ代表選手らが動揺した。ロドリゲス・スポーツ相から「政治関係のことは気にせず、野球に集中してほしい」とチームにメッセージが入ったが選手らは肩を落とした。ソーホー監督は「彼は野球人だった。06、09年のWBCのとき、朝も試合後も電話をくれた」と残念がった。この日はマーリンズを相手に初の練習試合を行い、主砲ミゲル・カブレラ内野手(29=タイガース)が逆転2ランを含む3安打4打点と活躍したが、5-6で敗戦。カブレラは「集中するのが難しかった。だが、国民には大会で絶対に勝つと約束する」と話していた。