元UFCヘビー級王者で日本のPRIDE、戦極などでも活躍した総合格闘家のケビン・ランデルマンさん(米国)が11日(日本時間12日)、肺炎による心不全のために亡くなったと、ランデルマンさんの家族がフェイスブックで明かした。44歳だった。

 ランデルマンさんは96年に総合格闘技デビューし、99年11月のUFC23大会でヘビー級王座を獲得した。02年9月からはPRIDEに参戦し、04年のPRIDE・GPではミルコ・クロコップにKO勝ちし、桜庭らと対戦。驚異的な跳躍力を披露するパフォーマンスで「リアル・ドンキーコング」と呼ばれ、人気を博した。プロレスラーとしてレッスルワンやハッスルにも登場した。

 05年12月には真菌感染症で左肺を取り出して洗浄する手術を受けて長い闘病生活を送った。総合格闘技での戦績は17勝16敗。11年5月に1本負けしたロシアでの総合格闘技の試合が最後の出場となった。(デーブ・レイブル通信員)