IBF世界ライトフライ級王者の八重樫東(34=大橋)が、挑戦者の暫定王者ミラン・メリンド(29=フィリピン)に1回TKOで敗れ3度目の防衛に失敗した。

 2分45秒は同級の世界タイトル戦の最短KOタイムで、柳明佑(韓国)が87年3月、WBA王座防衛戦でエドワルド・ツニョン(パナマ)を2分46秒で倒した1987年3月1日の記録を1秒上回り、30年ぶりに更新する結果となった。

 1回、相手の出方をうかがう八重樫だったが、残り1分26秒で左フックをもらい最初のダウンを奪われる。さらに残り1分、左アッパーで2度目のダウン。残り23秒で3度目のダウンを食らい、まさかの敗戦となった。