13日のIBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチの予備検診が11日、大阪市内で行われた。初防衛を期す王者小国以載(29=角海老宝石)は地元関西に戻って口は滑らかだった。

 世界再挑戦の同級3位岩佐亮佑(27=セレス)が、検診中に「痛ッ!」と小国の方を振り向いた。岩佐の珍しいギャグに、小国は「ギャグできるんや。びっくり」と苦笑。この先制パンチでエンジンがかかった。調子を問われて「中畑清状態」。元巨人の決めぜりふ「絶好調」を示してまず返した。

 優位な点を聞かれて「顔かな。でも、ああいうの好きそうな人もいるかて…」。井上の米国デビューには「別格の世界。そんな、そんな…」。試合展開には「しょぼい試合、塩分強めで。ドローでもいいからベルトを守りたい」と、まさに絶口調でけむに巻いた。