IBF世界スーパーフェザー級王座決定戦(12月9日、米ラスベガス)で世界初挑戦する同級4位尾川堅一(29=帝拳)は9日、「試合まで1カ月ですけど、焦りもない。それが一番の強み」と都内ジムで約2時間汗を流した。

 対戦する同級5位テビン・ファーマー(米国)は守備に定評がある。柔軟な上半身でパンチをかわすが、「足は動かない。下からのパンチで2段、3段と打っていければ」と策を練る。2歳から明大卒までは日本拳法で名をはせた。鋭い踏み込みが武器で、「単発で終わらないこと」と勝利の鍵をあげた。